神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
綾瀬版 公開:2015年9月11日 エリアトップへ

市が高齢者就労を支援 県内では2例目の取組み

社会

公開:2015年9月11日

  • X
  • LINE
  • hatena

 笠間城治郎市長が8月26日の記者会見で、高齢者就業機会拡大のための窓口を市役所1階高齢介護課に設置し、「キャリアカウンセラー」による支援を行うと発表した。県内の類似事業では横浜市に次いで2例目となり、市シルバー人材センターやジョブスポットあやせと連携することで高齢者の新たな雇用機会を創出する。

 この事業は市内高齢者の健康寿命延伸とセカンドライフ充実のための取組みとして、国の地方創生補助金を活用し新たに実施される。長寿化の進展や、団塊の世代が後期高齢者に達することで社会保険費の急増が懸念される「2025年問題」などが背景にある。

 市ではこれまでもハローワークと連携し、庁内に「ジョブスポットあやせ」を設置して就労サポートを行ってきた。しかし、昨年度実績では最も多い40代に次いで60代が23%を占めるなどの状況を受け、千葉県柏市や愛媛県松山市の事例を参考に高齢者に特化した就労支援窓口を設置する。

相談から就職までカウンセラーがサポート

 主な役割は、個別相談から就職までの一貫したフォロー。キャリアカウンセラー数名が所属し、交代制で常時1人を窓口に配置する。カウンセラーとの話をもとに求人開拓員が企業を探し、希望職種等とのマッチングを行う。必要に応じて模擬面接やアドバイスなども行ってくれる。

 カウンセラーや求人開拓員はシルバー人材センターに委託し、60歳以上のスタッフ配置を予定している。市高齢介護課によると、単発的な簡易作業が主となる同センターに、キャリアを活かせる仕事を創出することも目的の一つとしてあるという。

 「今、綾瀬は4人に1人が高齢者という状況。一般企業の継続雇用も増えており、綾瀬でも今後さらに高齢者の求職が増すことが想定される。個人任せにするのではなく、行政も受け皿作りをサポートする必要がある」と同課では話す。

 事業開始は10月1日からを予定している。時間は平日9時から午後5時まで。予約制。利用にはハローワークでの登録が必要。

 問合せは市高齢介護課【電話】0467・70・5616へ。

綾瀬版のトップニュース最新6

名称原案に意見募集

綾瀬市

名称原案に意見募集

スマートIC、名称決定へ

1月24日

綾瀬が話芸のネタに

タウンレポート

綾瀬が話芸のネタに

きょう午後にライブ本番

1月24日

ひと月に約800人来場

高座クリーンセンター

ひと月に約800人来場

地上50m展望室など人気

1月10日

県展示11年ぶり巡回

県展示11年ぶり巡回

かながわの遺跡展『縄文と弥生』

1月10日

個性ある持続可能都市へ

2020(令和2)年新春市長インタビュー

個性ある持続可能都市へ

子どもの教育と多文化共生に意欲

1月1日

産業の拠点新たに

綾瀬市商工会新会館

産業の拠点新たに

笠間会長「原点の結束・連携に回帰を」

1月1日

あっとほーむデスク

  • 1月24日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 11月29日0:00更新

綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月24日号

お問い合わせ

外部リンク