神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
綾瀬版 公開:2015年10月23日 エリアトップへ

綾西自治会 地道な活動 県から表彰 防犯の取組み評価

社会

公開:2015年10月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
賞状を手に笑顔を見せる木村自治会長
賞状を手に笑顔を見せる木村自治会長

 綾西自治会(木村嘉量(よしかず)自治会長)が実施している声掛け・防犯・環境パトロールが「犯罪のない安全・安心まちづくり奨励賞」を受賞し、10月13日に黒岩祐治県知事から表彰を受けた。「成果が目に見えるわけではない、地道な活動。表彰という一つの結果は、自治会員のモチベーションに繋がる」と、木村会長は喜びを語った。

 同パトロールは地域と通学路の安全を確保するため、自治会員全員の当番制で行っている。防犯効果が高いとされる「声掛け」に重点を置き、道路・標識・防犯灯・落書き等の点検や不法投棄確認なども同時に実施している。

見回りをシステム化

 木村会長によると、防犯パトロールを始めたのは15年ほど前。前会長の時代にマニュアルを作成し、現在のシステムを構築した。

 約1200世帯を抱える綾西自治会は5区104組で構成され、年間計画に準じて各組長がパトロールを取りまとめている。子どもたちの下校時間に当たる午後3時から4時頃に見回るようにし、当番も会員の負担にならないよう5日間の猶予期間を設け、都合のいい日を選べるようにした。

 また、何人に声を掛け、どれだけ反応があったかをデータとして残している。最初の頃はやる側にも気恥ずかしさがあり件数が伸びなかったが、今では活動の地域への浸透を数字で実感しているようだ。

顔の見える地域に

 「回ってみてわかったんですが3時から4時くらいの時間は案外、外に人が少ない」と木村会長。「警察の話では、声掛けを積極的に行う地域を不審者は嫌うそうです。最近では普通の格好で物色している輩も多いので、顔の見える地域をつくるためには地道な努力が必要」と続ける。

 同自治会を県に推薦した市市民協働課によると、防犯パトロール自体は他でも実施しているが、これだけのシステムで会員全員が携わり運営しているのは、市内では珍しいという。

 「自治会員全員の協力があったから、表彰されるまでの活動になった。これで終わりではないので、今後も粛々と継続していきたい」と木村会長は話した。

綾瀬版のトップニュース最新6

名称原案に意見募集

綾瀬市

名称原案に意見募集 経済

スマートIC、名称決定へ

1月24日号

綾瀬が話芸のネタに

タウンレポート

綾瀬が話芸のネタに 文化

きょう午後にライブ本番

1月24日号

ひと月に約800人来場

高座クリーンセンター

ひと月に約800人来場 社会

地上50m展望室など人気

1月10日号

県展示11年ぶり巡回

県展示11年ぶり巡回 文化

かながわの遺跡展『縄文と弥生』

1月10日号

個性ある持続可能都市へ

2020(令和2)年新春市長インタビュー

個性ある持続可能都市へ 政治

子どもの教育と多文化共生に意欲

1月1日号

産業の拠点新たに

綾瀬市商工会新会館

産業の拠点新たに 経済

笠間会長「原点の結束・連携に回帰を」

1月1日号

あっとほーむデスク

  • 1月24日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 11月29日0:00更新

綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月24日号

お問い合わせ

外部リンク