小園自治会(矢部彰孝会長)が9月27日、市防災対策課や市消防暑北分署等の協力で「合同防災訓練」を実施し、関連団体や住民など約100人が参加した。
この訓練は地震や風水害など自然災害発生が懸念されるなか、「自助・共助・公助の強化が不可欠」と、定期的に実施されている。対応力向上による被害軽減を図り、要救護者の安否確認訓練も合わせて行われた。
当日は各地区の集合場所から、会場となった小園子之社に移動。区長らが避難先まで、安全な誘導ができるよう訓練した。
人数確認のあと開会式が開かれ、小園婦人防火クラブによる炊き出しが行われた。その後は2班に分かれ、心肺蘇生やAED操作など救急訓練と、自治会防災倉庫や早園小の貯水槽・防災機材備蓄状況見学などを行った。
黄色いハンカチも運用
避難前、朝8時半には独自の取組み「黄色いハンカチ」を使った認訓練も行われた。これは2400世帯を抱える同自治会が迅速な安否確認を行うため導入したもので、市内自治会では小園が初。「災害では自助・共助で助かるのが9割と言われている。ぜひ、みなさんのご協力をお願いしたい」と矢部会長は話した。