笠間城治郎市長が11月25日、定例記者会見で人工透析を行う医療機関「綾瀬クリニック(仮称)」の進出が決定したことを発表した。
東名厚木病院などを運営する社会医療法人社団三思会(さんしかい)(中佳一(なかよしかず)理事長・厚木市)が設立するもので、厚生病院裏手に来年10月の開院を予定している。
現在、綾瀬には約200人の透析患者がいるが、市内に人工透析医療機関がないため市外に通院している状況にある。保健医療センターによると近くは海老名、遠いと町田まで通っている人もおり、専門機関を持たない市は県内では綾瀬と南足柄だけだという。
市議会などからの要望を受け、患者の利便性向上と災害時の応急対応確保のため、市では2008年度から医療機関に打診。笠間市長も3期目の公約に掲げ、誘致に力を入れてきた。
採算や場所確保の問題などから誘致はなかなか進まずにいたが、今年2月に三思会側からの打診を受け設置の運びとなった。同法人は東名厚木病院隣の「人工透析センター」や同様の専門施設「愛川クリニック」などの運営実績を持つ。
建設場所は深谷中央特定土地区画整理事業区域内(深谷字大久保3801の1他)。診療科目は腎代謝内科(人工透析)。敷地面積約1700平方メートル、延べ床面積約980平方メートル、地上2階建てで、35床のベッド数を予定している。
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