衆院神奈川13区（大和市、座間市、海老名市、綾瀬市）選出の甘利明氏（66、自民、当選11回）が１月28日、週刊誌報道に端を発した違法献金疑惑をめぐる責任を取り、経済再生担当相を辞任した。後任には自民党の石原伸晃・元環境相（58）が就任した。〈２日起稿〉
甘利氏は06年９月、第１次安倍内閣で経済産業相に就任。07年８月の第１次安倍改造内閣で再任。12年12月、第２次安倍内閣で内閣府特命担当相（経済財政政策）に任命され経済再生、社会保障・税一体改革担当。14年12月、第３次安倍内閣で内閣府特命担当相（経済財政政策）、経済再生、社会保障・税一体改革担当。15年10月、第３次安倍改造内閣でも再任された。アベノミクスの司令塔やＴＰＰ交渉の立役者として安倍政権の中枢を担ってきた。地元からは「辞任は当然」の一方、「とても残念」という惜しむ声も多く聞かれた。
