市内にロケ誘致活動を行う市民有志団体「ブタロケ隊」(比留川実総合リーダー)のグルメ部会と、市商工会が協同で開発を行っていたご当地グルメ「あやせとんすきメンチ」が完成し、4月4日から一般販売される。様々なPRやロケとのリンクを通し知名度を上げ、シティセールスにつなげていく。
グルメ開発は、2013年度から行われている事業「あやせ商業者パワーアッププロジェクト」から始まった。翌14年度に「ロケとグルメによるまち興し」を目的とした官民一体組織「綾瀬ロケーションサービス」が設立され、これを運営する市民団体「ブタロケ隊」が発足。グルメ開発に商工会も加わった。
当初は、撮影スタッフをターゲットにした「ロケ弁」の方向で進められていた。特産品の豚肉や綾瀬産野菜を使ったもの、健康面重視の発酵食弁当など様々な発案・試作が行われてきた。
弁当からメンチへ
しかし、現体制での対応力やコスト面から、「弁当の中に入れる一品」開発に方針を転換。テーマを「メンチ」に絞った。
その後、ブルーベリークリームチーズ・辛みそ・きんぴらの三色メンチや、プロのアドバイスを取り入れた半熟たまご入りメンチなどを開発し、様々なイベントなどで試食とアンケート収集を繰り返した。試行錯誤の結果、地元の郷土料理「豚すき」を具材にしたものにたどりついたという。
今後の展開を視野に入れ、メンチには綾瀬産豚肉を使うこと、代々伝わる秘伝の味付けであることなどを条件とした「五箇条」が決められている。
「これからいかに知名度を上げ、取扱店を増やしていくかが大きな課題。味は食品関係者から好評をもらっているが、家庭用かイベント用かでも大きさや価格などが変わってくる。販路拡大のシステムをどう構築するかを、実際に販売しながら模索していきたい」と、グルメ部会の大久保豊リーダーは話す。
桜まつりで先行販売
とんすきメンチは一般販売に先駆け、4月3日に開催される桜まつり=関連記事あり=で販売される。翌4日から、高座豚手造りハム・大久保商店・カフェカカの3店舗で取り扱う。
比留川総合リーダーは「何もないところから始めて、ようやく一つ形になった。今後は、開発したグルメをいかにロケとリンクさせていくかが重要になる」と展望を話した。
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