信一郎流「ひとづくり」 寄 稿 ゴカン・ゴタイ(五感・五体)で学力向上 笠間 信一郎
「教育」とは”五感五体でするもの”ではないでしょうか?「学びあい」も”五体五感でするもの”ではないでしょうか?
「乳児はしっかり 肌を離すな」「幼児は肌を離せ 手を離すな」「少年は手を離せ 目を離すな」 「青年は目を離せ 気を離すな」。これは子育て四訓と言われる、山口県下に住む教育者がまとめたものです。
「大陸中国には、保育園が無い」と、近所の中華料理店の女性店長が言っていました。本当だとすれば…これは”タイヘン”なことです。
「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみ(て)、ほめてやらなねば 人は動かじ」「話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず」「やっている 姿(を)感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」。山本五十六元帥海軍大将のことば、百人一首のように声に出して読んでみてください。3度ほど。
数日前、百人一首の普及のため池袋でお目にかかった舞台関係者の言葉です。「難しく長いセリフは、とにかくまず暗記し、こころと身体に沁みこませる。その後初めて、高低強弱緩急の心情を込めた演技が、身体全体でできるもの。百人一首も、全く同じであることがわかった」
「暗記してこころと身体に沁みこませろ、長幼を問わずにできるだけ早く、百人一首を臍の奥に浸みこませろ。必ず、日本語・正統大和ことばを自在に使いこなせるようになる」と、私は確信いたしました。
漠然とですが、五感五体教育は家庭でしかできないと考えます。文科省は「小学校は平成30年、中学校は31年に道徳を教科化する」と決定し、一部の先進的な小中学校は既に試行しています。しかし、「家庭や家族が知らん顔」していては、決して成果は上げられず、逆に、忙しいクラス担任の先生にとってはお荷物科目になりかねません。
今、百人一首が全国的に人気急上昇中なのは、ご存知でしょう。映画が、テレビニュース特集が、代表的全国紙が、朝の連続ドラマ等が、取り上げています。私の仲間も2年前から市内で取り組んでいます。そして、それは、ゴタイ・ゴカン教育、道徳教育のために、「ひらがなさえ読めれば、茶の間で・いつでも・誰でも・手軽に取り組める、単純かつ世界に通用する日本人が誇るべき教材」であるからだと思います。
笠間信一郎
神奈川県綾瀬市寺尾西3-11-43
TEL:0467-78-0105
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