「綾瀬市商工会青年部花火大会」を主催する市商工会青年部長を務める 佐藤 貴寿(たかひさ)さん 38歳
「みんなで創る」花火大会
○…今年の花火大会は8月27日。春の桜まつりと合わせ青年部2大事業となる一大イベントは、今年で40年の節目を迎える。5月の本総会で部長に任命されて初の大仕事。「企業や市民の協賛、土地を提供してくれる農家、同日開催の大納涼祭実行委員会や行政など、各方面の協力があって初めて成り立つイベント。とにかく安全に気を配り、事故なく楽しめるものにしたい」と身を引き締める。
○…青年部に入ったのは31歳の時。知人に声をかけられたのがきっかけだった。現在、会社は藤沢市の用田にあるが、父親が最初に起業した場所は吉岡。今も綾瀬に近くつながりも多いため、入会を決めた。飛び込んで感じたのは、周囲の仕事に対するモチベーションの高さ。2代目としての覚悟が、まだまだ甘かったと気付かされたそうだ。「たくさんのことを学びましたし、仲間もたくさんできました」と笑顔を見せる。
○…藤沢市用田出身。元々は営業職だったが、母が体調を崩したのを機に勉強のため製造業に転向し、28歳で家業に入った。2児の父親で、今も用田に居住している。「最近、青年部の仕事で夜に家を空けることが多いでしょう。家族には呆れられてしまっていて」と頭をかくが、休日はできるだけ家族との時間を作るようにしているという。趣味は、仲間と何かを成し遂げたあとに飲む酒と、旅行。今も夏休みに向け、家族旅行を計画している。
○…青年部創立50周年を迎える今年、花火が終わればすぐに記念事業の準備が待っている。「とにかく忙しい」と話すが、その合間を縫って最後の協賛金集めに奔走している。「来年はもっと豪華な花火にしたい。そのためには、新規協賛企業を開拓しないと」と、すでに次を見据えた発言。「一般の方からの寄付も例年多くいただいています。当日、もし花火に感動いただけたら”おひねり”としてご協力いただければ幸いです」と呼びかける。