ドイツのシュタインバイス大学の学生ら17人が7月26日、市内早川の(株)ミズキ(水木太一代表取締役)を見学に訪れ、「同社が欧州展開する場合」を想定したビジネスプラン作成の課題に取り組んだ。
これは首都圏産業活性化協会(TAMA協会)と同大学、東京農工大学の連携事業。シュタインバイス大学は大半がダイムラー・フォルクスワーゲン・シーメンスなどに所属する社会人学生で、日本での研修を通じMBEやMBAの取得を目指しているため、中小企業にとっては「欧州人の目」で欧州進出をシミュレーションする貴重な機会になる。
この日は市役所での会社概要と課題説明、質疑応答のあと、ミズキの工場内を見学。学生たちは製造過程を興味深げに見ながら、積極的に質問していた。
(株)ミズキは精密ネジやシャフト、精密金属加工部品などを製造する会社。TAMA協会員であり、タイや香港、ラオスなど積極的な海外進出を行っているため見学対象になった。「ビジネスプランは今後の参考になるし、新鮮な目線での質問や意見は勉強になります」と同社担当は話した。