神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
綾瀬版 公開:2016年9月23日 エリアトップへ

朝一番徳の市が250回 28年続く 綾瀬「朝の顔」

経済

公開:2016年9月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
最盛期(1994年)の朝市
最盛期(1994年)の朝市

 例年、4月から12月にかけて第1日曜日の朝6時半にオーエンス文化会館駐車場で催されている「朝一番徳の市」が、10月2日で250回の節目を迎える。「まちを盛り上げよう」という思いから28年前に始まった取り組みは、時代が変わった今も脈々と受け継がれ、大勢の人たちに親しまれている。

 朝市は1989年(平成元年)に当時の市商工会青年部が、「綾瀬を盛り上げたい」という思いから立ち上げ、15店から始まった。当初は約230万円を売り上げ、最盛期となった1992年(平成4年)には朝市全体の1回の売上は約300万円強に上ったという。

 「この頃はまだ大型スーパーなどがなく、一カ所で色々なものを買える便利さから、最初から賑わったと聞いています」と、同市実行委員会の井田智之会長(47)は話す。また、当時は個店ではなく組合としての出店が多く、「横の繋がりによる情報発信力も強かったのでは」と分析する。

 現在、出店数は25店に増加しているものの、大型スーパーの台頭や、顧客高齢化などの要因から客足が減少。若い力を取り入れ、これに歯止めをかけようと今年4月、副会長を務めていた井田さんに新会長として白羽の矢が立った。

 顧客の世代交代で認知度が落ちてきていると感じていた井田さんが副会長時代に提案したのは、若い層の取り込み。そのためにブタッコリ〜とのコラボや、大道芸の誘致、ポップコーン無料配布など、「子どもが来たくなるような催し」を昨年から月替わりのイベントとして組み込んでいる。

 開始30分で客足が減ってしまうという近年のデータから、滞留時間を伸ばすためイベントを7時以降に設定するなど工夫を凝らした。また、今年からフェイスブックによる情報発信も始めたという。

 こうした取り組みが功を奏し、現在は客足・売上ともに増加傾向にある。井田会長は「その場で飲食できる店舗を増やせば滞留時間が伸びると思うし、子ども向けのイベントも増やしたい。やりたいことはたくさんある」と、展望を語る。

記念イベント

 250回を記念し、10月2日の開催では朝市で使える金券販売を250部に増やした。購入者はハズレクジなしの抽選に参加できる。賞品も普段より豪華になっており、各店舗からの協賛品(25本)が目玉に。それ以外も、市内で製造されたハンカチや、菓子セットなどが用意されている。

 問合せは市商工会【電話】0467・78・0606へ。

現在も多くの人で賑わう
現在も多くの人で賑わう

綾瀬版のトップニュース最新6

名称原案に意見募集

綾瀬市

名称原案に意見募集 経済

スマートIC、名称決定へ

1月24日号

綾瀬が話芸のネタに

タウンレポート

綾瀬が話芸のネタに 文化

きょう午後にライブ本番

1月24日号

ひと月に約800人来場

高座クリーンセンター

ひと月に約800人来場 社会

地上50m展望室など人気

1月10日号

県展示11年ぶり巡回

県展示11年ぶり巡回 文化

かながわの遺跡展『縄文と弥生』

1月10日号

個性ある持続可能都市へ

2020(令和2)年新春市長インタビュー

個性ある持続可能都市へ 政治

子どもの教育と多文化共生に意欲

1月1日号

産業の拠点新たに

綾瀬市商工会新会館

産業の拠点新たに 経済

笠間会長「原点の結束・連携に回帰を」

1月1日号

あっとほーむデスク

  • 1月24日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 11月29日0:00更新

綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月24日号

お問い合わせ

外部リンク