市内の工業団地を歩いて回る「ものづくりの街テクっとあやせ」が9月10日に開催され、市内外から親子連れなど49人が参加した。
観光事業を担う人材を育成し、地域活性を図るため市が設置した組織「あやせプロモーションクラブ」が企画したイベント。政令指定都市を除き、県内最多の工業集積数を誇る「ものづくりのまち」を市内外に発信することを目的にしている。
今開催では綾瀬工業団地内のカーボン加工工場や、段ボール工場、金属熱処理工場、金属加工工場の4社が協力。4グループに分かれ各社を巡回し、見学のほかに3Dスキャンのデータ読み取り体験や、記念の段ボールうちわ配布なども行われた。
また、途中の休憩では郷土料理「豚すき」と、今年4月から販売が始まったご当地グルメ「あやせとんすきメンチ」が振舞われ、参加者たちは綾瀬の食を味わった。
普段見られないものづくりの現場に興味があり、親子5人で初めて参加したという横浜の家族は、「初めて食べた。とてもおいしくて、おなかいっぱい」「3Dスキャナーの体験が面白かった」と感想を話した。