市内の企業経営者らで構成される団体「綾瀬イノベーション推進委員会」(土橋恒一委員長)が、ものづくりの提案を市民に募集する。子どもの頃に思い描いた「こんなものがあったらいいな」など、夢を町工場の力で形にする新たなプロジェクトとなっている。
「イノベーションものづくりプロジェクト」は、同委員会がものづくりを通し市民の夢を叶えようと立ち上げた新事業。県内第4位の製造業事業者数を誇る綾瀬市の技術料を結集し、新たなものを生み出そうというものだ。
プロジェクト始動の背景には、下請け企業が多いという綾瀬の工業の特徴がある。0から何かを創出するのではなく、多くの市内中小企業が得意とする「課題解決型」の技術と発想を活かし、新たな可能性を探っていく。
実行委員会内で解決できない場合は、他の市内企業や大学との連携も視野に入れているという。「少し背伸びしたもの」に挑戦することで、各社の技術力の底上げを図る狙いもある。
「夢」の提案募集
募集は「これまでになかった物」「こんな物があったらいいな」「こんなものがあれば今ある課題を解決できるのに」など、発想は自由。提案方法もイラスト、絵、写真、文章、箇条書きなど、形式は問わないという。書類選考後に提案者のプレゼンを経てプランを決定し、設計・製造に移行していく。
応募要件は市内在住・在勤の小学5年生以上の人。個人・団体は問わないが、法人は不可。12月16日までに、市興業振興企業誘致課で配布する提案書に記入し、提出する。要項と提案書は、市ホームページでもダウンロードできる。
問合せは推進委員会事務局(市興業振興企業誘致課)【電話】0467・70・70・5661へ。
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