小・中学生と高校生で構成され、レクリエーション指導や子ども会活動の支援などを行う団体「ジュニアリーダーズクラブofあやせ」(JLCofあやせ)が、「ボランティア・スピリット賞(アワード)」でコミュニティ賞を受賞した。過去を含め選ばれている団体は9割ほどが学校の部活などで、市内の児童・学生で自主的に構成されている団体での受賞は珍しいという。
ボランティア・スピリット賞(アワード)は、12歳から18歳までの青少年のボランティア活動を支援するためのもの。プルデンシャル生命、ジブラルタ生命、PGF生命が主催となり、文科省などが後援している。1995年から続き、現在は9カ国で行われている。
今回、コミュニティ賞を受賞したJLCofあやせは、市内の小学5年生から高校生まで30人ほどが所属している。子ども会や市の依頼によるイベントの手伝い、夏のキャンプや12月のクリスマス会等の企画などを主な活動にしている。
会長を務める高橋乃愛さん(城山中2年)が同団体に興味を持ったのは、小学5年生の時。夏のキャンプに参加した際、高校生のジュニアリーダーのテキパキした行動に、「自分も将来この人にみたいになりたい」と憧れを抱いたという。
当時、ジュニアリーダー加入資格は小6からだったため、学年が上がるとすぐに申込書を提出した。「小学生はいわば見習い期間。最初はわからない事だらけでしたが、先輩の仕事を覚えることに使ったこの1年間は、とても大切だった」と当時を振り返る。
小さい子と接するのは好きだったが、ジュニアリーダーになる前は比較的インドアなタイプだったという高橋さん。的確な指示を出し行動に移せるようになり、大人とのやりとりを通して言葉づかいやコミュニケーションを学ぶなど、自身の成長を感じている。
近隣市のジュニアリーダーとの情報交換などを通し、市域を超えた交流や友人関係の広がりを得ることができるのも、魅力の一つだそうだ。
「この活動を知らない人がまだまだ多い。今回の受賞をきっかけに、知名度が上がれば」と高橋さん。「高校生になると環境が変わり来られなくなってしまう人が多いけど、私はできる限り続けていきたい」と今後の抱負を語った。
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