冒険遊び場「ドリームプレイウッズ」(深谷中7の3071)の管理運営委員会(澁谷敏夫委員長)が、「子供と家族・若者応援団表彰」の子供・若者育成支援部門で、内閣総理大臣表彰を受賞した。地域住民が力を合わせ保全・整備を行ってきたことで利用者・運営者双方の異世代・地域間交流の場が創出され、地元・近隣含め毎日50〜100人の児童の利用があり活動が深く浸透していることが、評価された。
同表彰は「子供・若者を育成支援する活動」や、「子育てと子育てを担う家族を支援する活動」において、顕著な功績があった企業や団体、個人に贈られる。今年度は内閣総理大臣表彰の2部門で5件、内閣府特命担当大臣表彰の2部門で31件が表彰を受けている。
ドリームプレイウッズ設立のきっかけは、澁谷さんが市の社会教育委員を務めていた平成初期にさかのぼる。当時、ゲームの普及など外で遊ぶ子どもが減っていたことに対し、「そもそも遊ぶ場所がない。作れば外で遊ぶのでは」という話し合いがされていた。
その後、澁谷さんと市の職員でメンバーを集め、1996年から遊び場となる土地探しを開始。場所の選定は難航したが、趣旨に賛同した地権者から「無償で提供したい」との申し出を受けたという。
現地調査の結果、「ここなら面白い『冒険遊び場』が作れそう」と申し出を快諾。湧水があったことも、決め手の一つだった。
自由な遊び場として
2001年4月から子どもたちの自由な遊び場「ドリームプレイウッズ」の具体的な検討が始まり、同年10月には市民有志による「子どもの遊びの森整備検討会」が設置された。
翌年4月、公募で集まった約40人で管理運営委員会が発足。同年7月に「開森式」が行われ、「ケガと弁当は自分持ち」を基本理念に、自由な遊びや自主性、協調性、創造性を育む拠点として、ドリームプレイウッズがオープンした。
現在、同委員会には53人のメンバーが所属し、子どもの見守りや遊具の点検、草むしりなどのほか、定例整備や会議、ホームページ運営、年4回の新聞発行などを行っている。また、日本の伝統文化や食文化、農業への理解を深めるためのイベントも定期的に開催。昨年度実績で年間約1万8千人が利用している。
「一生懸命やってくれる委員や、理解を示してくれる近隣住民、支援してくれる個人や団体があってこその受賞。とても恐縮です」と、澁谷委員長は話した。
14日にもちつき大会
同運営員会では年末に作った巨大門松の解体に合わせ、1月14日の午前10時から正午くらいまで、恒例の「餅つき大会」を実施。参加自由で餅つき体験や、ついた餅の振舞いを行う。
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