綾瀬版 掲載号:2017年4月7日号
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とうめい綾瀬腎クリニックの院長を務める菅野 勝寛さん深谷在勤 50歳

柔和な笑顔に秘めた医の信念

 ○…市内に200人ほどいる透析患者の利便性向上と災害時の応急対応確保のため、市が誘致に力を入れていた透析の専門機関。東名厚木病院などを運営する社会医療法人社団三思会が3月1日に設立し、その初代院長に就いた。東名厚木病院腎臓内科部長や、愛川町にある同様の専門施設「愛川クリニック」の院長を歴任しての就任。「専門治療だけでなく、早期発見など地域医療に貢献できれば」と意気込みを語る。

 ○…静岡県出身。実家は父親が開業した透析病院で、当時は個人の専門機関は珍しかったという。「医療従事者は仕事を辞められるが、患者は病気をやめられない。覚悟して診ないとダメ」が口癖で、携帯電話が普及していなかった時代に車載電話で対応し、休まず働く父の背中を見て育った。「この姿勢が、今の自分の核となるものを形成しています」と、先輩医師である父への敬意を滲ませる。

 ○…東海大学医学部に進学し、一時は違う診療科に進もうと迷った時期もあった。当時は研修制度が内科と外科に分かれていた時代。本格的に腎臓を学べるのは、外科にある「腎臓移植学教室」だったという。研修では内科を選択したが、「やはり腎臓を学びたい」と一念発起し外科に転向。移植外科から始まり系列病院で救急も経験し、大学病院に戻るも自らの思い描く医療を求め、東名厚木病院に転職した。愛川クリニックでは小児医療も行うなど、経験を広げている。

 ○…「実は成人の8人に1人が、慢性腎臓病と言われています」。これは生活習病(高血圧・糖尿病など)やメタボリックシンドロームとの関係性が深く、誰もがかかる可能性があるという。「腎機能低下が経度な場合、予防すれば進行を防ぐことができます。ゆくゆくは内科の設置も予定しているので、透析患者だけではなく合併症や検査結果で不安のある方々が気軽に相談できる『町医者』でありたい」と、展望を語った。

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