県政報告 次代に繋ぐ環境と安心・安全のまちづくり 神奈川県議会議員 綱嶋洋一
◎厚木基地空母艦載機移駐
平成18年、日米両国政府は「抑止力の維持と地元の負担軽減」を軸に在日米軍再編協議を進め、厚木基地空母艦載機を岩国基地へ移駐することを発表しました。私は綾瀬市議会議員の頃より、厚木基地周辺地域に住む者として移駐を強く推進してきました。防衛は重要な国の政策であると考えていますが、基地周辺にお住まいの皆さまのため、騒音による日常生活への支障や、事件・事故等による地域安全の脅威という様々な問題も解消しなければなりません。
そのために私は移駐進捗状況の説明と、情報提供を含めた関係機関との連携や協力を惜しまず、移駐の実現に取組みました。本年6月23日、岩国市長が岩国飛行場へ空母艦載機の移駐を受入れる声明を発表されました。この重大な決断に心から感謝を申し上げるとともに、厚木基地から岩国基地への完全移駐に向け、引き続き一層の努力をいたします。なお、本年11月頃と平成30年1月頃、5月頃に小部隊が移駐する計画になっております。
◎環境農政常任委員会
環境基本計画の基本目標「次世代につなぐ、いのち輝く環境づくり」を達成するために市町村等と協力して着実に取組む事を要望し、併せて循環型社会形成や低炭素社会への転換のためには適正なリサイクルを促進しなければならず、有価物の屋外保管のための規則のあり方を十分に検討するよう提言しました。
また、都市農業支援として、現業農家の営農継続や地域住民の潤い・防災機能の空間保持のため、都市農地保全は重要課題であり、固定資産税や相続税における地域格差を解消するよう取り組んでいます。
◎社会問題対策特別委員会
近年、大規模災害発生時の避難所運営が課題となっています。首都直下型地震発生が懸念されている本県において、しっかりと避難所マニュアル策定指針の改定を実施するよう、そして防災知識の普及啓発に取組み、本年度の防災啓発ブック作成と総合防災センター機能強化は、災害被害を少しでも減らすため、県民の自助と共助の意識向上に努めるためにも重要であると要望しました。
さらに、昨年4月に開始した「かながわ消防」制度が多様化する災害へ的確に対応するよう、消防学校の機能強化を提言しました。
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