綾瀬市では4月1日から、ベビーカーなどの購入に対する助成を新たに開始する。また、子育て多子世帯に向けた電動アシスト付き幼児2人同乗自転車貸出の台数や、小児医療費の助成対象年齢拡充など、「産み育てやすいまちの実現」に向けた事業を実施する。
子育て用品の購入費に対する助成は、新規事業として新年度予算に計上されている。出産・育児に対する経済的負担を軽減することで、子育て環境の充実を図ることを目的にしている。
対象となるのは、今年4月1日以降に出生した0歳児の第1子。チャイルドシートやベビーカー、ベビーベッドなどを購入した際の3分の1(上限2万円)が補助される。市町村民税非課税世帯は2分の1(上限3万円)。申請は対象児につき1回限りとなる。
幼児2人同乗自転車の貸与は、2011年度からの継続事業。これまでの20台を、今年度は50台に拡充した。県内の政令指定都市を除く16市で同様の事業を行っている市は他にないが、綾瀬では例年多くの利用者がいるため、購入による負担を減らそうと増車した。
対象は1歳以上6歳未満の子どもを2人以上養育している人。貸出予定期間は6月〜来年3月。申込締切りは4月28日。
また、7月1日からは通院の医療費助成の対象年齢上限が、小学6年から中学3年に拡充される。子どもが安心して医療を受け、併せて保護者の負担軽減をすることで子育て環境の充実を図る。拡充対象となる子どもの保護者は、送られてきた申請書で5月26日までに手続きする必要がある。
対象条件や申込方法など詳細は市子育て支援課【電話】0467・70・5664へ。