「ネイチャーシップ2017」を実施する綾瀬青年会議所(JC)未来創造委員会の委員長を務める 野口 直亮さん 寺尾台在住 32歳
キャンプで伝える防災意識
○…ネイチャーシップは、JCが長期ビジョンとして掲げる青少年育成の柱の事業。郷土愛・家族の絆・思いやりの心を育むことを目的に、1泊2日のキャンプを実施する。今回、委員長として力を入れたのは防災。準備のために調べたところ、「東日本大震災から時間が経ち、防災意識が薄れているのでは」と感じ、このテーマを取り入れた。「将来に対し、今をどう使うか。家族で力を合わせるこの取り組みを、考える機会にして欲しい」と語る。
○…現在はプレス板金加工の(有)酒井製作所で、取締役として本社工場長を務める。JCに入ったのは3年前の今頃。同じ工業団地に会社がある当時の理事長の誘いで、懇親会に出席したのがきっかけだった。この時、初めてJCを知り、まちへの熱い思いを語るメンバーの話から興味を持ち入会。経営者も多く所属する団体での3年間を、「考え方など勉強になることが多い。視野が広がり、仲間もできたので入って良かったと思います」と話す。
○…生まれも育ちも綾瀬。製造業で働いていた父の背中を見て、自身も同じ道に進んだ。夫人の妊娠を機に家を買い、今では5歳の娘と1歳3カ月の息子の父に。趣味は8年ほど前に始めたダーツで、今も忙しい合間の時間を見つけ、続けているという。ドライブも好きで、休日は家族を連れて出かけることもある。「妻も子どもも喜んでくれます」と、家族思いな父の顔を覗かせる。
○…JCで知ったことは、ずっと暮らしていた綾瀬を知らなかった自分。「例えば飲食店。JCの懇親会とかで行くと、美味しいところがたくさんあって。後日、さも元々知っていたかのように家族を連れて行ったりします」と、冗談めかしながら隠れた綾瀬の魅力を語る。準備もあらかた終わり、あとは本番を待つばかり。「参加してくれた人たちが楽しみつつ、勉強になったと思ってもらえるものにしたい」と意気込みを語った。