小園の矢部商店が開発し、2011年から販売している「ベリーサイダー」が、このほどラベルを一新した。市の公認キャラクターであるブタッコリ〜をあしらい、親しみやすく手に取りやすい「手土産にも使えるデザイン」として生まれ変わった。
同店は戦前頃から続く地元商店。これまでにも市の花であるバラを使ったローズワインやバラの発泡酒など様々な試みを行い、4代目店主である貴洋さんが名産品「あやせ本醸造」を生み出すなど、地産地消や地域活性に力を入れてきた。
こうした取り組みの中で、市内唯一のブルーベリー農園「あやせベリーガーデン」とコラボしたブルーベリーのビール「ベリーエール」を開発。これがきっかけとなり、このソフトドリンクバージョンとして「ベリーサイダー」が生まれた。
ベリーエールはすでに廃盤となっているが、同サイダーは蓋を王冠から開けやすいキャップ式に変更し、瓶の形状も変えるなど2度のリニューアルを経て今の形になった。購買層は子どもを中心に、イベント出店などでの需要が多くあるという。
産みの親がデザイン
3度目となる今回、初めてラベルが一新された。「ブタッコリ〜とブルーベリー、ブラックベリーを使って欲しい」という矢部商店の依頼を受け、ブタッコリ〜の生みの親である竹内千賀子さんがデザインを担当している。
「ベリーの紫を基調に、親しみやすくて可愛いデザインを意識しました」と話す竹内さん。スッキリ爽やかな味わいをもつ同サイダーの特徴から「女性や子どもが好む味では」と考え、この層が思わず手に取りたくなるようなイラストに仕上げた。
果汁も倍に増量
内容量は275ミリリットル。ブルーベリーとブラックベリー4kgずつを使用し600本を生産。ラベルだけでなく果汁もこれまでの1%から2%に変え、爽やかさはそのままにより飲みごたえのある味に変更されている。
同サイダーは矢部商店(小園1312)ほか、JAさがみ直売場グリーンセンター綾瀬と市役所1階のともしびショップむーでも取り扱っている。また、11月19日にオーエンス文化会館駐車場で開催される「あやせ産業まつり」での販売も予定されている。
問合せは同店【電話】0467・78・3591へ。
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