先生たちが本音トーク 教育委員会主催の懇話会
愛川町教育委員会が主催する「教育懇話会」が8月25日、役場分館会議室で行われた。これは、様ざまな教育課題について広く住民の意見を聞くとともに、開かれた教育委員会を目ざして平成15年度から開催されているもの。今回は「共に考えよう愛川の教育」のテーマの下、町立の小中学校9校から2名ずつ、計18名の教員が参加した。
これまで懇話会の参加者はチラシ等で告知し、地域住民が参加していたが、今回は教員に限定。また各学校には、若手とベテランの教員1名ずつの参加を要請したという。当日は平均年齢29・8歳の”フレッシュティーチャー”と同52・1歳の”ベテランティーチャー”が集まった。教育委員会では「今、教員は20歳代と50歳代が増えている。世代間の本音を出しあってもらうことで、会を盛り立てたいと企画した」と話す。
懇話会は数グループに分かれ、学校の現状と課題や学校のあるべき姿について話し合われた。各テーブルでは「学校は忙しく子どもたちと遊ぶ時間さえない」、「安全教育、環境教育、食育などいろいろなことを学校が担う風潮になっている」など厳しい現状が語られた。また、今後の課題として「子どもたちがわくわくするような授業をたくさんしたい」、「子どもたちだけでなく、教師自身も学べる場が必要」などの意見が出た。教育委員会では「集まった先生たちはとても熱心で前向きな先生ばかり。これからにつながる貴重な意見がたくさん出された」と話している。
こうした教育委員会が主催する懇話会は全国的にも珍しい取り組みだという。平成20年度から昨年度までは家庭教育シリーズと題し、家庭教育の実態・啓発・実践などをテーマに開催。その後、保護者、地域住民、教員の意見を取り入れた子育て指針として「あいかわ子育ていきいき宣言」をまとめている。
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