親子で考える防災対策 愛川町で非常時の体験教室
愛川町消防本部(大貫佳孝消防長)が12月4日、消防庁舎で「親子防災教室を行った。防災対策について親子で考え、体験を通して学ぶことにより防災に役立つ知識や行動力を身に付け、家庭の防災意識高揚を図ることが目的。町内在住の児童と保護者が対象で町内の小学校を中学校の学区で分け、3年計画で行われているもの。最終回の今回は、町立半原小学校と田代小学校が対象で、当日は10組27名が参加した。
段ボールで簡易トイレ
教室のテーマは「考えよう我が家の防災対策、やってみよう私ができる防災体験」。米と水を入れた袋を湯に入れることで米を炊く体験・防災マップづくり・アルミ缶とサラダオイルで作る卓上コンロ・段ボールで作る簡易トイレ・スタンプラリー形式による防災体験(暗闇・大声を出す・初期消火・高所からの非難・痛い体験)の4項目が用意された。
防災マップづくりでは、自分たちが住んでいる地域や登下校で使う道路の中で、防災上、危険だと思われる場所や緊急時の避難場所を家族で確認し、地図に落とし込んだ。
また、簡易トイレづくりでは段ボールを使い、切れ込みを入れて土台を組み立て、ビニール袋を入れて完成させた。参加者の一人は「食糧の備蓄は家庭でもしていますが、トイレだけはどうしたら良いのかが分からなかった。今日の体験を震災時に役立てたい」と話していた。
教室終了後には、消防本部から参加者に修了書が交付された。消防本部の防災対策班では「体験をしながら親子で学ぶことは、防災意識の向上という面で有効だと考えている。災害時の自分の行動や助け合いの大切さを今後も伝えていきたい。今事業は終了するが、新たな体験内容を検討し、今後も実施していきたい」と話している。
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