閉鎖空間からの救出訓練 愛川町消防署 特別高度救助隊と合同で
愛川町消防署は2月23日、相模原市消防局の特別高度救助隊を招き、町消防庁舎で要救助者などの救出訓練を行った。
この訓練は、近年大規模地震や土砂災害により、人が瓦礫や閉鎖空間に長時間閉じ込められる事態が発生していることから、同署隊員の対応力向上を目的に行ったもの。全署員が対象で21歳から54歳までおよそ40名が参加した。
訓練は人が瓦礫に埋もれ、手先や足先だけしか確認できない状態を想定。容態観察や保温処置、救出方法のほか、二次災害防止のための活動時間管理、建物損壊状況、患者情報の整理と共有法などを学んだ。
訓練に協力した相模原市消防局の特別高度救助隊は、昨年発生したニュージーランド南島地震で国際緊急援助隊として派遣され、現地で救出活動を行っている。当日は困難な状況下での救出活動要領や要救助者の観察方法などについて細かい実技指導があった。
参加した署員は「不安定な狭あい空間に入る前の安全管理や救出について勉強になった」「活動日時や部隊名、活動結果を倒壊建物にスプレーでマーキングすることなどを学んだ」と話す。愛川町の吉川消防署長は「初めての訓練だったが大変勉強になり、隣接市との連携強化にもつながった。今後も訓練を重ねていきたい」と話した。
|
|
「何が必要か」を常に模索5月1日 |
穏やかな時代を共に5月1日 |
|
2019あいかわチャリティーゴルフ5月1日 |