今年の花粉 例年より大幅増に
県の自然環境保全センターは12月18日、今年度の県内スギ雄花の着花量調査の結果を発表した。これによると今春の花粉飛散量は、昨年春に比べ大幅に増加し、例年よりも多いと予想されるという。
調査は、昨年11月に、県内4地域で30カ所のスギ林を対象に行った。調査方法は、各カ所で40本のスギを選び、1本ずつ雄花の着花状況を判定するもの。
判定基準は、木全体に着花が著しく多い(100点)、木全体に認められるか部分的に多い(50点)、着花が部分的に認められるか少ない(10点)、着花が認められない(0点)となっている。40本の合計から算出した平均値が調査カ所の着花点数となる。今回の調査で、スギ林30カ所の県内平均値は66・0点だった。
この数字は、調査開始後15年間で過去最高だった平成22年の75・3点を下回るものの、前回(平成23年)の20・7点を大幅に上回り、過去5番目に高い数字だという。
自然環境保全センターでは、一般にスギ雄花の着花形成は、花粉が飛散する前年の7・8月の気象条件との相関関係が高いとされる。昨年は高温少雨で日照時間が多かったため着花量が増加したのだろうと分析している。
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