残草蓬莱が2年連続上位に 自醸清酒の鑑評会
愛川町田代の大矢孝酒造(株)(大矢俊介社長)の純米酒「残草蓬莱」が4月2日から5日まで岩手県で開かれた「第94回南部杜氏自醸清酒鑑評会」の純米酒の部で第2位に入った。
鑑評会は、酒造技術や資質の向上を目的に明治44年から開催されている。主催の南部杜氏協会は、全国でも最大規模の杜氏の組織で、毎年、その結果は酒造界のみならず注目を集めている。今年は、全国160の蔵から吟醸酒377点、純米吟醸酒204点、純米酒144点の出品があった。
同酒蔵は昨年度に同じ純米酒の部で第1位を受賞しており、今回の受賞で2年連続の上位入賞となる。表彰式は5月24日に同県で行われた。杜氏の菊池譲さんは「鑑評会では、香りの部分の評価が大きい割合を占める。しかし、今年はあえて香りを抑え気味にし、食事をしながら楽しめるお酒、料理との相乗効果があるお酒をイメージして造ってきた。そうした中でこれだけの評価を頂けたのはとても喜ばしい」と話す。
今年度の鑑評会の各部門の上位3点の入賞酒を都道府県別に見ると、吟醸酒が福島、岩手、福島。純米吟醸酒が宮城、北海道、福島。そして純米酒が岩手、神奈川、埼玉となっており、東北地方の上位が目立つ結果となっている。
蔵元の大矢俊介さんは「2年連続での上位入賞は大変光栄なこと。これを機に、神奈川のお酒の良さをもっと知ってもらい、地産地消ではないが、県産のお酒全体が盛り上がるきっかけになればうれしい」と話している。
商品に関する問い合わせは大矢孝酒造(株)【電話】046・281・0028へ。
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