11月14日に愛川町議会議長に就任した 鳥羽 清さん 愛川町中津在住 70歳
何事も是々非々で
○…「身に余る光栄とともに責任の重さを痛感している」と第一声。愛川町は10月の選挙で新町長が誕生したが、今後の議会運営では、是々非々の精神であたっていくと強調する。2011年に制定された町議会基本条例にもある「町民に開かれた議会」を推進するため、今後は通年議会や町政相談日の開設なども視野に入れている。
○…1999年の選挙で初当選し現在4期目だ。これまでの議員生活で特に力を入れてきたのが、鉄道誘致に向けた取り組み。2009年に発足し、現在は3市1町1村の議会議員からなる小田急多摩線延伸を促進する議員連盟では2年前から副会長。「まだまだ時間のかかることですが、答申で位置付けられることが第一歩」と。今年5月には町内で初めて市民団体も立ち上がった。次回2015年度にあると想定される国の答申に向け、奔走する日々が続いている。
○…徳島県出身。普段はおとなしいが、仲間内でもめごとがあるとすかさず仲裁に入って仲を取り持つような性格だった。両親の「読み書き、計算はしっかり」の教えの下、高校時代に珠算、簿記、硬筆と検定を取得。時間があれば近所の小学生にそろばんを教えていた。「多い時は10人くらい来ていたかな」と。高校卒業後は自分で独立できる仕事をめざしサラリーマン生活を経て、愛川町で不動産業を始めた。
○…毎朝5時半に起きて、ルームランナーでのウォーキング。これも含めて1日の目標は7千歩に設定している。中学・高校時代はバレーボール部。当時からスラリとしたスタイルは今もさほど変わっていない。2年前から果樹づくりに取り組んでいる。びわにすももにブルーベリー。手入れをする時間がなかなか取れず、生育のほどは「ぼちぼちかな」とほほ笑んだ。好きな言葉は誠心誠意。