森川絹枝町長が退職 病気療養で復帰めど立たず
病気療養のため公務を休んでいた森川絹枝町長は5月8日、代理人を通して鳥羽清町議会議長へ退職を申し出た。文書でコメントを発表し「これ以上トップ不在による町政停滞は許されない」と決意したという。
森川絹枝町長は「行政運営から行政経営へ」を訴え昨年10月20日の町長選挙で初当選。当選直後は町では40年ぶりの民間出身、県内町村でも初の女性町長として注目を浴びたが在任7カ月、志半ばで職を辞することになった。
「激しい腰痛のため」登庁できず、連続休養に入ったのが3月24日。新年度が始まっても復帰のめどは立たず、入院し精密検査を受けたところ内臓疾患が分かった。4月8日に当面1カ月の入院が必要という診断書を町に提出。町はこれを受け、4月25日から町長職務代理者として吉川進総務部長を指定した。
そして5月8日、退職願を鳥羽清町議会議長へ提出した。「町長休職という状況を長期化させることによる町政への影響を考慮したもの」だという。5月31日付。また「町民の皆様へ」と題したコメントを町ホームページで発表した(別枠で全文掲載)。森川町長は62歳。1991年から愛川町議会議員を5期20年、議長も務めた。
町長選は6月29日
森川町長の退職に伴う愛川町長選挙は、6月24日告示、29日投開票の日程で行われる。3月2日現在の町選挙人名簿登録者数は3万2992人。前回の町長選の投票率は33・54%で過去最低。前々回の選挙は無投票だった。
|
|
|
|
|
|