合戦まつり盛況に 過去最高の1万人が参加
戦国時代の北条と武田の戦いにちなんだ「三増合戦まつり」が10月19日、愛川町の三増合戦場碑前で開かれた。穏やかな秋の晴天に恵まれたこの日、会場には町内外から多くの人が集まり、主催者の実行委員会によると過去最高の約1万人が参加した。
同祭は、合戦後400年が過ぎた時に慰霊碑が建立されたが、慰霊祭が行われなかったため、地元有志らが企画して始まったもの。今年で15回を数える。
和太鼓の演奏で幕を開けると、甲冑隊出陣式では騎馬甲冑隊によるパレードが行われ、鉄砲隊演舞などの戦国絵巻を再現した演目が披露されると来場者から大きな拍手があがった。
また、甲州和式馬術探究会による木曽馬での馬上舞武芸では、激しく交差する馬上での一騎打ちなどが行われ、参加者は迫力ある演技に見入っていた。
このほか会場内では、鮎の塩焼きや酒まんじゅう、野菜など地域の特産品や模擬店が並び、無料で振る舞われた陣中鍋には行列ができた。手づくり甲冑を着て写真撮影ができる特別コーナーや、木曽馬乗馬体験、大道芸などは親子連れから人気を集めた。
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