2014年度の神奈川県よい歯の学校等表彰で、清川村立宮ヶ瀬中学校(高木光人校長)が「よい歯の学校」に選ばれた。同校では全校生徒6人が給食後の歯磨きを毎日欠かさず行い、この取り組みが評価された。今年度中学校でよい歯の学校に選ばれたのは同校のみ。
同表彰は、県教育委員会、県歯科医師会・県学校給食会が主催。歯科保健指導及び歯科保健活動に積極的に取り組んだ学校を表彰するもので、毎年行われている。対象は県内の小・中学校で、歯科保健について1年間どのような取組みを行ったかを応募し地区審査会が審査。選ばれた応募校をさらに中央審査会が審査し表彰校が決まる。今年は10月30日に横浜市栄区で表彰式が行われた。
歯の健康指導について同校の飯塚利行教頭は「小学校で歯磨きなどを実施している学校が多いですが、中学校になるとなかなか難しくなる」と話す。実際に同表彰でもよい歯の学校への応募はほとんどが小学校で、応募できるだけの取組みを行っている中学校は少ない。中学校の応募がゼロの年もあるという。今年度もよい歯の学校への応募は小学校が13校に対し中学校は同校のみ。表彰を受けて飯塚教頭は「私たちが指導するのではなく、生徒たちが自主的に毎食後の歯磨きをしている。中学校でこれだけ徹底して皆が歯磨きをしている学校はほとんどないのでは。本当に素晴らしいこと」と話す。
また同校では、歯科健診を年に2回実施している。カラーテスターでは歯科医が一人ひとりしっかりと診察し磨き残しの指導を行うという。生徒たちも歯の健康に関する意識は高く、虫歯ゼロの生徒もいる。3年生の生徒は「歯磨きは当たり前にやっている自然な習慣。磨かないとムズムズします」と笑う。「校外の行事などでも、皆歯磨き道具を必ず持っていく。この習慣が続いてほしい」と飯塚教頭は目を細める。
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