子どもの視点で町政について意見や要望を発表する「愛川町子ども議会」が11月1日、議会本会議場で開かれた。町内の小・中学校と県立愛川高校から合計18人の「子ども議員」が参加し、小野澤豊町長ほか町幹部職員に質問を投げかけた。
子ども議会は町の将来を共に考え、町民としての自覚や郷土愛を高めることなどを目的に始まり今年で10回目。平成8年から隔年開催されている。
各学校から推薦された子ども議員たちは1人ずつ登壇し、質問の形で意見や提言を述べた。
田代小学校6年生の奈良原璃玖君は「圏央道も開通し、愛川町の名前をもっと広く知ってもらうために、月に1回の賑わいマルシェを2回に増やしては。朝早くでは町外の人が来にくいので、午後も開催すると良いのでは」と具体的に提案。この質問に対して小野澤町長は「賑わいマルシェは昨年度から始め、今年は6回多く開催するなど回数を増やしているが、これから商工会の皆さんと話し合って、より多くの人が来るような形にしたい」と答えた。
「道の駅やショッピングモール、アウトレットモールのように、多彩な店がある商業施設があればいいのにと思うことがある。愛川の特産を扱い、自然と共存できる施設を作っては」という愛川高校2年泰江有人君の質問について、小野澤町長は「資金や土地など施設はなかなか難しいが、特産品などのPRは大切。道の駅のような要素を持った施設をどう作っていくか、事業者と一体となって進めていきたい」と回答した。
また、2年前の子ども議会でも取り上げられた「学校にエアコン設置を」という愛川中原中学校2年の椎野怜司君の質問については、小野澤町長が「実現に向けて動き出している。出来るだけ早く導入できるよう、取り組んでいきます」と答えた。
この他にも、「公共交通機関の充実」「地域の人と仲良くなるための運動会」「身近にある危険な道」など様々な質問があがった。
質問に立った泰江君は「議場は初めてで、とても緊張しました。日頃から不便だなと思っていることを話しました。声を出すことで、少しでも町が良くなれば」と笑顔で話した。
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