愛川町立菅原小学校(草柳利博校長)の4年生児童約70人が11月7日、同町角田の田んぼで昔ながらの農機具を使った脱穀作業を体験した。
この日は、江戸時代に発明された「千歯扱ぎ」や約70年前に使われていたという「足踏み脱穀機」が紹介され、児童たちは交代で古農具に挑戦。千歯扱ぎでは、櫛状の歯に稲穂を入れ、力いっぱい引っ張って籾を取った。児童たちは「結構力が要る」と、初めての道具に苦戦する様子も見られたが、何度か繰り返すことでコツを掴んでいた。また、足元のペダルでドラムを回転させ稲から籾を取る足踏み脱穀機では、「イチ・ニ、イチ・ニ」とリズムを取りながら全身を使って脱穀をした。体験した児童は「千歯扱ぎより早い」「楽しい」と汗を浮かべながら笑顔で感想を話した。
この他にも会場には現代の農作業で使われるコンバインも登場。児童たちは「機械はすごく楽」と、江戸から現代まで各時代の米づくりの違いを学んでいだ。
同校では毎年、総合学習の一環として4年生で米づくりを体験する。今回脱穀したもち米も、児童たちが6月に田んぼに植え、10月に収穫したもの。来年1月にはこのもち米を使って餅つきを行う予定だという。草柳校長は「このような貴重な体験ができるのは地域の皆さんのご協力あってこそ。今日の体験を通して、米づくりの大変さを学んでもらえたら」と話した。
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