愛川・清川版 掲載号:2014年12月5日号

ストーブ人気の裏で「薪不足」 社会

清川で間伐材活用も

薪を割る参加者
薪を割る参加者

 エコブームで人気を集める薪ストーブ。石油に頼らない暖房器具として東日本大震災後にも注目を集めたが、利用者の多くは「薪を確保するのは大変」と声を揃える。そんな状況を受け清川村森林組合(岩澤衞組合長)が11月15日、薪づくり体験事業を実施した。

 この事業は森林整備で出た間伐材を有効利用してもらおうと同組合が3年前から年1回実施しているもの。

 煤ヶ谷の会場では、積み上げられた丸太を参加者が薪割り機で適度な大きさに整えていた。丸太の長さは60cmほどだが、水を含んだ生木は重さが約10kg。参加者は「普段手で薪割りしているから機械があると楽です」と笑顔を見せる。できあがった薪は軽トラックいっぱいに積まれ、11人の参加者の自宅などに向かっていった。この日は約30㎥の間伐材が薪に生まれ変わった。

 同組合によると「個人差はあるが年間約5㎥くらい薪を使う」という。購入場所も限られ、林地を所有していない人は薪ストーブ利用者同士のネットワークなども活用して薪の確保に努めている。

 厚木市森林組合でもストーブ用の薪は購入者が多く、昨年度伐採した乾燥木は夏頃には売り切れてしまい、現在は生木のみの販売となっている。

 急峻な谷地が多い清川村では大型の専門機械が使えないため、本格的に薪を販売すると価格が高騰してしまう。同組合では「採算性を考えると薪の販売に取り組むのは難しいが、地域貢献事業として、出来る限り薪づくり事業を続けていきたい」と話す。
 

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