清川村は2月25日、2015年度の当初予算案を発表した。予算案は3月4日から開催されている村議会3月定例会で審議され、13日に可決する見込みだ。
清川村発表資料によると、予算規模は一般会計が昨年比12・4%増の26億5442万5千円。特別会計を含めた総額は37億5490万3千円で、昨年比9・7%増。過去10年では最大の規模となる。
超少子高齢化や人口減少時代を踏まえ、従来からの子育て支援施策や健康・福祉、地域活性化対策などに加え、人口増・定住促進、観光対策の事業に力を入れているという。
歳入について、主幹となる村税は、家屋等の経年減価や資産の償却に伴う国有資産等所在市町村交付金の減額などにより昨年から2・5%減の14億3658万6千円。また、2016年度から始まる厚木市との消防広域化に伴い、(仮称)厚木市北消防署清川分署新築工事や備品購入など消防施設整備事業で約4億3000万円が必要となるため、2億7692万円の村債を発行する。村債の発行は13年ぶり。
さらに、財源の不足分について基金から繰り入れる。繰入額は財政調整基金から1億5724万4千円、公共施設等整備事業基金から4500万円。
歳出の面で、主な新規・拡充事業の予算額と概要は以下の通り。▽空家対策事業(523万5千円・民間の空家を3年間借上げて村営住宅に)▽消防広域化事業(4億3535万1千円・消防分署新設や高規格救急自動車など購入)▽(仮称)丹沢山の駅・川の駅管理運営事業(835万3千円・旧金沢キャンプ場施設を活用し登山者等の駐車場を整備)▽観光施設管理事業(2876万6千円・宮ヶ瀬水の郷地区の観光公衆トイレ改修など)▽移住・定住対策プロモーション等作成事業(500万円・村ホームページを改修し人口増対策推進を図る)▽村制60周年記念要覧作成事業(129万6千円・2016年9月の村制60周年に向け記念要覧作成の準備を推進)
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