愛川町の地域活性化を目的に愛甲商工会が6月1日から、町内の店舗で利用可能なプレミアム商品券を発行する。国の交付金制度を活用する形で、プレミアム率は過去最大の20%。2万冊を発行する予定だ。
このプレミアム商品券の名称は「愛川とくとく商品券」。有効期限は発行・販売開始日の2015年6月1日から10月31日まで。
プレミアム分を含む発行総額は1億2千万円。1冊5000円で販売され、500円券が12枚つづりになっている。
商品券の購入限度額は1人あたり5万円で、1店舗あたり1回につき10万円までの使用制限があるほか、商品券やビール券、図書券、切手、印紙など換金性の高いものは購入することができない。この他、店舗の仕入れなど業者間の取引でも使用は不可となる。
同商工会では今後、商品券取扱いを希望する店舗を募集していく。取扱店舗数は、過去のプレミアム商品券事業の約150店を上回る店舗数を目指す。商品券取扱い加盟店舗には専用ポスターやステッカー、のぼりが配布され、消費者に利用可能なことを周知する。
商品券の販売は、愛甲商工会館のほか、加盟店のうち商品券の販売を希望する店舗でも行う。
今回の商品券の特徴は、愛川町では過去最大となる20%のプレミアム(上乗せ)があることだ。
同商工会ではこれまで2003年、2005年、2009年と3度プレミアム商品券を発行しているが、プレミアムは10%だった。利用者にとってメリットは高く、町内の商店からも「大きなプラスになる」と期待する声もあがるが、過去3回の商品券で実施された小規模店と大型店での券の使用制限がなくなり、券が一本化されるため「家電店など大型店で使用される割合が高まるのでは」との懸念の声もある。
このため同商工会では、商品券の販売について、大規模店舗では販売を行わない方針だ。「商品券を購入した時に、そのお店で買い物をしていただくことで小規模店での利用促進につなげたい」と同商工会は話す。これまでの商品券は1カ月程で完売した。同商工会では、最大のプレミアムがある次回の商品券の経済効果に期待を寄せる。
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