任期満了に伴う神奈川県議会議員選挙が4月12日に行われ、愛川町・清川村選挙区では現職の馬場学郎氏(67・無所属)が自由民主党新人の篠崎直紀氏(34)との接戦を制し、4選を果たした。投票率は44・76%(愛川町44・21%、清川村51・68%)で、2003年の前回選挙より10・22ポイント低下した。
当選した馬場氏は、馬渡橋架け替え工事や箕輪辻交差点改良工事といった交通インフラの整備など、現職として3期にわたって取り組んできた実績を強調。圏央道開通に伴う更なる道路の整備や福祉・医療体制の充実、さがみロボット産業特区を見据えた企業誘致などを訴えた。
午後11時過ぎ、当選の報を受け同町角田にある事務所に姿を見せた馬場氏は「皆様の顔をしっかりと胸に刻み、これから4年間、愛甲郡発展のため全力を投じたい」と挨拶。しわがれた声が激しい選挙戦を物語っていた。
投開票から一夜明けた13日には、同事務所で当選報告会が行われ、馬場氏は「皆様が一つになってここまで支援していただけなかったら、こうしてここに立つことができなかった。本当にありがとうございます」と集まった支援者らに深々と頭を下げた。
一方の自民党新人の篠崎氏。2月には石破茂地方創生担当大臣が愛甲郡で演説し、選挙期間中も甘利明経済再生担当大臣や小泉進次郎内閣府政務官などが応援に駆けつけたが、現職の壁は厚く、305票の僅差で敗れた。
開票結果を受け同町角田にある事務所で篠崎氏は「これまでのご支援を行動でかえしていく。まちのためにこれからも生きていく」と敗戦の弁を話した。
12年ぶりの選挙となった今回の県議選。馬場氏は保守系会派の「県政会」で活動している。当紙の取材に対し馬場氏は「無所属だからこそ、いろいろな党派から意見を聞くことができる。これからも県政会を盛り立てて行きたい」と4期目への想いを語った。
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