愛川町の特産品の中から、特に優れたものを町が認定する「愛川ブランド」が決定した。愛川ブランド認定審査委員会の答申によって認定を受けたのは28品。今後は町と事業者が連携し、町内外へ魅力を発信することで、愛川町の知名度向上や地域産業の活性化を図る。
愛川ブランドは、原則として町内で生産または製造された農林水産物、加工品、工芸品等から選ばれている。審査基準として「愛川にちなんだ歴史、伝統などがあるか、町内産素材を活用しているか」「他商品に対して優位性を主張できるか」「将来ビジョンが明確で町の知名度向上につながるか」などが考慮された。
町では今年1月5日から4月30日まで申請の募集を行い、31品の応募があった。
これらを、観光アドバイザーで松蔭大学准教授の鷲尾裕子氏を委員長に、フードコーディネーターや商工・観光・農業関係者、公募委員など9人が審査委員会として審査を行った。
6月の第1回委員会では、実際に申請品の試食などが行われた。また、それぞれの事業者の申請品への意気込みや、町と協力してPRする姿勢などをも踏まえて審査。ここで各申請品に点数が付けられ、一定の基準を満たしたものや、審査基準に適合しているものが絞り込まれ、7月の第2回委員会で小野澤豊町長へ提出する答申が固まった。
多種の認定で掘りおこし
今回の答申で選ばれた愛川ブランド28品の内容は、工芸品、加工品、一次産品など多岐にわたる。
事務局を担当した町企画政策課によると、「愛川町の魅力を再発見するためにも、多種多品目を選定することで町の特産品を掘り起こしていこうという一面がります」と話す。「自分たちではなかなかPRができないという事業者の方も、町がバックアップすることで光をあてることができる」と期待を寄せる。
認定品については、愛川ブランドの名称やロゴマークを使用することができ、パッケージや売り場などに使用することで販売促進を図る。認定期間は5年。
町では、愛川ブランド認定品を町の広報紙やホームページなどに掲載していく。事業者と協力してイベントでの出店も行い、8月23日(日)に田代運動公園で行われる「サマーフェスティバル」でも販売が行われる。また、小野澤町長が町外へのトップセールスを行うほか、販路を広げていく方法を模索していくという。
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