1月1日付で公益社団法人厚木青年会議所の第48代理事長に就任した 山口 恭宜(やすのり)さん 大阪屋株式会社代表取締役 38歳
絆で夢を咲かせる
○…「青年よ、夢を持ち、多くの同志と夢を語り、夢の共有をしよう。我々が愛するまちのため、仲間のため、夢の実現のため、失敗を恐れず突き進むことで、そこに未来が見えてくる」。力強く、所信を表明した。厚木青年会議所(JC)2016年のテーマは「夢を咲かせる〜未来を見据えて、心友と創る故郷のために〜」。理事長として、厚木・愛川・清川3市町村の20歳から40歳までの青年経済人86人を束ね、まちづくりや地域活性化活動に取り組む。
○…父は前・厚木市長の巖雄氏、兄は県議の貴裕氏。2人とも理事長経験者だ。「父、兄、弟での理事長経験者となると、全国でもいないのでは」と話す。もともと市内の税理士事務所や横浜の不動産会社で働いていたが、兄が政治の道を志すのを機に、家業の大阪屋質店と不動産管理業の仕事を引き継いだ。「地域に支えていただいている。何か貢献できないか」という想いのもと、2010年にJCに入った。
○…一昨年厚木で行われた日本JC神奈川ブロック協議会の大会では、実行委員長として開催1年前から準備に携わった。中央公園と文化会館をつなぎ、音楽ライブあり、トークショーありの盛大なものとなった。「JCイベントの中でも、あれだけの市民が参加したものはなかった」。JCの活動をひと言で表すと「絆」。「学生の部活のような同じ釜の飯を食う仲間というか、会員一人ひとりが信念をもって、みんなで一つのものを作り上げるからこそ、強い絆が生まれる」。2010年から進める回遊性あるまちづくり事業は方向性を見極める一年。「3市町村を繋げる接着剤の役割は、JCにしかできない」との自負が活動の原動力になる。
○…JC同様チームプレーを大事に続けているのが、ソフトボール。兄が監督の「ガンチャーズ」でサードを守る。数年前には全国3位に輝いたこともある実力派だ。厚木市温水在住。