自然体験活動の新たな拠点として3月12日、「あつぎこどもの森公園」(厚木市中荻野916の2)がオープンした。同日と翌13日には開園記念式典のほか、記念体験プログラムが行われ、2日間で約1万6600人が訪れた。
「あつぎこどもの森公園」は、雑木林だったスペースに「子どもたちに利用してもらえる施設ができないか」と2010年度から基本構想を策定。2013年度に工事に着手し、3年間かけて施設整備が行われてきた。建設工事費は約11億円。面積は8ha。
一番の魅力は、里山の自然の中での生き物観察や、田んぼや畑での農体験など、自然を使用したプログラムが充実している点。また、日本一長い森の空中回廊は、公園内を1周するように作られており、全長745m。地上から10mの高さから公園内を散策できる。106mのすべり台は、超高分子量ポリエチレン製のすべり台で日本一の長さを誇る。その他にも、動物の動きを体感できるリスの道やムササビの道などが設置されている。
同園を管理する市公園緑地課では「子どもはもちろん、親やシニア世代にも来てもらい、自然を体験してほしい」と話している。
同園の開園時間は、4月から9月が午前9時から午後5時、10月から3月は4時まで。休園日はなし。入場無料。問合せは同園管理棟【電話】046・210・3433、詳細はホームページ(http://atsugikodomonomori.com)へ。
開園イベントに7700人
12日の記念式典とオープニングイベントには7700人が来場。小林常良厚木市長をはじめ、義家弘介文部科学副大臣や後藤祐一衆議院議員、地元選出の県議会議員や市議会議員なども祝福に駆け付けた。
あいさつに立った小林市長は、「市政61周年の幕開けはこどもの森のオープニングから。子どもに希望を持ってもらえる施設にしていきたい」と話した。
その後、テープカットととびお幼稚園・光ヶ丘幼稚園の園児らによるくす玉割りが行われた。同日に荻野運動公園でもイベントが行われ、ダンスや演奏でオープニングを盛り上げた。
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