神奈川県の2016年度 第34回神奈川県優良産業人表彰(商工会)受賞者が決定し10月18日、横浜国際ホテルで表彰式が行われた。今年は県内で36人が受賞し、愛甲商工会では染谷昌弘さん、熊坂敏雄さん、五十嵐良文さんの3人が受賞した。
同表彰は、商工業の振興を図るため、県内企業を経営する事業主又は企業に勤務する従業員のなかから、地域商工業の振興に寄与し、特に優れた人を表彰するもの。
染谷さんは、中津の「(株)染谷設備工業」取締役会長。同社は1971年に創業し、水道関連の工事を請け負っている。創業当初は個人宅や民間企業からの受注が主だったが、近年は公官庁からの受注が多いという。受賞について染谷さんは「知事から賞状をいただき、感激しました」と話す。
創業以来、一貫しているのは「お客様からの信頼を大切に」ということ。「自分がしっかり納得できる仕事をして、お客様に喜んでもらう。利益は後からついてくるもの」と仕事への思いを語る。
熊坂さんは、中津にある「(有)かつ心」の代表取締役。創業は1974年で、ロースやヒレなどトンカツが看板商品。肉やパン粉など良質の食材を使用しているが、一番のこだわりは揚げ油だという。「しつこくない、胸焼けしない、美味しく食べていただける料理を目指している」と話す。
連日厨房で腕を振るう熊坂さん。「良いものを出さなきゃいけないという責任感がより強くなりますね」と受賞の感想を話す。
五十嵐さんは、半原の「そば処満留賀」店主。町田の名店で知られるそば屋「満留賀」ののれん分けで、創業は1988年。高校卒業と同時に18歳から町田の本店で修業を積んだ五十嵐さん。独自のそば粉のブレンドや工夫を重ねたつゆが自慢で、本店の味をしっかりと引き継いでいる。
受賞について「自分がいただいていいのかな」と驚きつつ「賞状をもらったのなんて卒業式以来だよ」と笑顔で話す。
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