2017年の幕開けにあたり、当紙では大矢明夫清川村長へ恒例の新春インタビューを行った。大矢村長は子育て世代の移住や村内活性化など、村の重点施策について語った。(聞き手/愛川・清川版編集長 富永潔)
――昨年を振り返って、印象深かった出来事をお聞かせください
「4月には厚木市との消防広域化が実現し、村民の安全・安心を守る体制が整いました。10月には村制60周年を迎え、村民の皆様と盛大に節目を祝うことができました。残念なことに、村唯一だったコンビニエンスストアが閉店するなど生活面での変化はありましたが、おおむね順調な一年だったと思います」
――定住促進や高齢者福祉など、課題の進捗はいかがですか
「舟沢地区の分譲地に体験住宅が完成し、村外の方にも来ていただきました。子ども子育て世代型村営住宅も工事に着手し、今年度に2戸4世帯分、2017年度には5戸10世帯分を完成させたい。若い人に魅力ある住宅を建てることで、子育て世代が村に来ていただけるよう努力しています。福祉では小規模グループホーム的な施設の整備を進めており、今年度中には用地を取得し、できるだけ早い時期に作っていきたい」
――今年の重点施策についてお聞かせください
「子ども子育て世代型村営住宅を完成させ、子どもの声が聞こえる地域づくりを進めたい。さらに、役場周辺に商業施設を誘致し、旧コンビニ跡地の利用についても所有者さんと協議し、考えていきたい。子育て世代への快適な住宅環境と、新しい商業施設を整備・誘致することで、今まで以上の魅力を生み出し、村を活性化させていきたい」
――新しい保育施設も設置されるそうですね
「あおぞら保育園に隣接する形で、0歳から2歳児を対象にした小規模保育施設を整備しています。2017年度から利用できるように取り組んでいます」
――道の駅について今後の展開はいかがですか
「現在、年間10万人ほどの方に来ていただいています。売り上げが伸びるのは生産者の方にも明るい話題。清川の道の駅でしか入手できないものをもっと増やしていただくために、様々な助成も続けていきたい。外壁やトイレなどリニューアルも視野に入れています」
――宮ヶ瀬の活性化について今後の展開は
「これまでにプロムナードの整備やトイレ改修のほか、Wi-Fiの設置も行いました。看板やサイン等も整備し、外国の方にも訪れやすい環境整備を続けています。県でも、浮桟橋を更新するほか、小中沢園地にはグラウンドゴルフができるような多目的芝生広場の整備も進めています」
――お正月の過ごし方は
「神奈川県町村会の会長を務めさせていただいて2年になります。全国に行くことが増え、趣味の家庭菜園や孫と遊ぶ時間がなかなか取れませんでした。お正月くらいは孫たちとゆっくりお屠蘇でもいただきながら過ごしたいですね」
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