愛川町文化会館会議室で2月11日、2016年度福祉講演会が開催された。今年は女優の大沢逸美さんを講師に招き、「母の介護に携わって」をテーマに講演。町民など約150人が参加した。
同講演会は愛川町社会福祉協議会主催。福祉文化の醸成と福祉の啓発を目的に毎年開催しているもの。
大沢さんは、北海道札幌市出身。第7回ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞し、1983年にデビュー。ドラマやバラエティなど、幅広く活躍している。
25歳の時に父親を亡くし、病弱な母との暮らしが始まる。2002年に母親が他界し、翌年には11年間にも及ぶ介護体験を綴った手記『お母さん、ごめんね』を出版した。
介護をしていた時は「なんでも一人でやろう」と心に決め、介護と仕事に追われる日々。時には母に向って声を荒げてしまうこともあったという。
介護する側、介護される側、双方がいい関係を保つためには、「がんばり過ぎない」ことが大切という思いを、自身のエピソードを交えて語った。
参加者からは「改めて介護について考えるよい機会となりました」「自分がいつ介護する側、される側になるか分かりませんので、大変参考になりました」といった感想があがっていた。
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