神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
愛川・清川版 公開:2017年3月10日 エリアトップへ

2016年度厚木土木事務所ボランティア表彰を受賞した 野毛 義一さん 清川村煤ヶ谷在住 75歳

公開:2017年3月10日

  • X
  • LINE
  • hatena

ボランティアで毎日健康

 ○…清川村と厚木市を繋ぐ県道60号線などで、路肩の除草やガードレール清掃を15年続けている。2月23日には神奈川県厚木土木事務所からボランティア表彰を受賞した。「綺麗になった道や白くなったガードレールを見ると気持ちいい。体を動かすことで健康にも良いし、自己満足だよ」と謙遜するが、過去には県や村から表彰を受けたこともあり、飾られた表彰状たちが地道な活動の功績を物語る。

 ○…60歳から始めたボランティア。「定年になってやることがない。草むしりならできるから」と軽い気持ちで始めたが、今や「雨が降らなきゃほぼ毎日」というほどのライフワークに。主要交通路だけに大型車も多く、時には風圧で体が煽られることもある。除草や落ち葉清掃は、まさに自然とのいたちごっこ。大風の後は排水口が詰まることも。「最近は体力が落ちてガス欠になる」と、一日の作業量を少なくしているが、「明日はここをやろうとか、予定を決めるとそれが楽しみになる」とほほ笑む。

 ○…厚木市出身。相模川での魚捕りに夢中になるなど、のびのびと育った。社会人になってからは伊勢原市にある鈑金加工機械メーカーの(株)アマダで25年勤務した。主に塗装を担当し、鉄の塊を洗浄して油を落とし、下塗り、上塗りと丁寧な作業が求められた。「この経験がガードレール磨きにつながっているのかも」と笑う。1976年に清川に移り住み、40年以上。「空気もきれいで良い所。『住めば都』だよ」と村暮らしの魅力を語る。

 ○…夫人との間に2男1女に恵まれ、孫も3人。家族も健康自慢だという。近年は村の郵便局前の彼岸花整備や、地域サロンなどでの折り紙指導など、ボランティア活動の幅が広がっている。「教えて、相手が喜んでくれるとこちらも嬉しいよね」と柔和な表情に。「体の動く限り、続けていきたい」。喜んでくれる人の笑顔を糧に、地道な貢献は今日も続く。

愛川・清川版の人物風土記最新6

山田 一夫さん

清川村教育委員会の教育長に就任した

山田 一夫さん

清川村煤ヶ谷在住 66歳

4月19日

稲葉 智美さん

清川村ローカルイノベーション拠点施設のレストランを担当する

稲葉 智美さん

清川村煤ヶ谷在住 34歳

4月5日

成瀬 和治さん

愛川町西部地域まちづくり推進委員会の委員長を務める

成瀬 和治さん

愛川町半原在住 77歳

3月22日

岩澤 吉美さん

清川村長に就任した

岩澤 吉美さん

清川村煤ヶ谷在住 62歳

3月8日

原  明さん

愛川山岳会の会長を務める

原 明さん

愛川町半原在住 71歳

2月22日

小倉 克仁さん

市町村対抗かながわ駅伝の愛川町チーム主将を務める

小倉 克仁さん

愛川町半原出身 28歳

2月8日

あっとほーむデスク

  • 1月25日0:00更新

  • あっとほーむデスク

    1月15日0:00更新

  • 8月14日0:00更新

愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2019年5月1日号

お問い合わせ

外部リンク