愛川町の個人商店など41店で組織する愛川町商店連合会の総会が4月21日、旅館川正で開催され、新たに名称を「あいちゃん商店会」に変更することが決まった。地域商店の活性化に向けた取り組みを拡充するほか、新たなロゴマークの公募を6月頃に行う。
愛川町各地区の商店会が協力し、50年前に連合会組織が設立された。しかし、各商店会での退会や休会、活動停止状態などが顕著になり、地区別の商店会を一本化した組織として、2015年に愛川町商店連合会を発足させた。
地域商店の活性化に向け、加盟店共通の大売り出しキャンペーンや、勤労祭やふるさとまつりでの協力事業などを行ってきた。
活動を続けるなかで、「一つの組織なのに『連合会』という名称はいかがなものか。一般消費者に親しみを持ってもらえる名称にしては」という声があがった。そこで、連合会組織の発足50年を節目に、新名称の検討が始まった。
「子どもから大人まで親しみを持ってもらうこと」「愛川町のキャラクター『あいちゃん』の名前をもっと広めること」などの理由から、名称は「あいちゃん商店会」に決定。今後は会員各店舗でのPRを行うほか、タオルや看板なども作製する。さらに、会員の店舗を紹介する初のガイドマップ冊子を秋頃に作製する予定だという。茅孝之会長は「会員同士の意見交換会でも、町内の誰が会員なのかが分かりにくいという声があった。地図でお店の位置を紹介するだけでなく、各店のSNSとの連動や、お客さんにメリットのあるクーポンなども考えていきたい」と話す。
新名称を機にロゴマークの一般公募も予定しており、6月頃から募集を開始するという。これまで行ってきた恒例の大売り出し事業についても、今後は更なる拡充を図る予定だ。
茅会長は「ネットショッピングの拡大で顔を合わせなくても買い物ができる時代ですが、身近なお店で買い物をすることで、店舗がコミュニティの場になる。地域が活性化することはまちづくりにもつながる。私たち商店側も、『これを買うならこの店じゃないといけない』と言ってもらえるような努力を続けていかなくてはいけない」と、新たなスタートに力を込める。
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