5月21日の箱根ランフェス2017「三国峠ラン7・5km女子」で1位を獲得した 新井 紗耶香さん 愛川町半原在住 24歳
走るのは最高のリフレッシュ
○…芦ノ湖や富士山を眺めながら走る箱根ランフェス2017の三国峠ランは、スタートから急勾配の上り坂が続き、折り返して一気に下る7・5Kmのコース。「登りは苦手なので、前半はきつかった。1位を取れるとは思ってもいませんでした」と笑顔で振り返る。
○…愛川町半原生まれ。子どもの頃はスポーツ少女で、小学生から陸上や水泳を始め、中学時代ではトライアスロンにも挑戦。愛川町代表としてかながわ駅伝に出場し、町村の部優勝も経験した。トライアスロンの全国大会で選手の体調を専属栄養士がサポートしていることを知り、「もともと料理も好きだった」ということもあり、栄養士に興味を抱いた。厚木高校卒業後、群馬の専門の大学に入学。現在は厚木市の介護老人保健施設で管理栄養士として勤務し、施設の利用者にとって理想的な食事について日々考える。
○…本格的なスポーツからしばらく遠のいていたが、最近、職場に仲間と水泳部を設立する活動を始めた。トレーニングの一環として、走ることも積極的に取り入れている。ランフェスにも仲間とともに出場した。「3か月ほど練習しましたが、ここまでしっかり走るのは、10年ぶりくらいだったんです」と笑う。水泳部の練習とあわせ、今はトレーニングで週に4回ほど走る。個人練習では10Kmほど走るほか、自宅の半原から厚木市の勤務先まで走ることもあるという。「水泳で肺活量が鍛えられるので、走ることにも良い効果がありますね」と、深くうなずく。
○…両親と兄、弟の5人家族。「温泉ソムリエ」の資格を持つほどの温泉好きで、ランフェスへの参加も、走った後の温泉が楽しみのひとつだったとか。今後は水泳部の正式な発足を目指しつつ、「厚木マラソン」への出場や、走りと泳ぎを競う「アクアスロン」の大会出場が目標。「厚木マラソンはハイレベルな大会なので、頑張らないと」。視線は常に先を見据える。