マイホーム取得応援制度
定住促進に一定の効果
目標申請数600件(1年間)を上回る
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2009年7月31日号
20・30代の定住促進を狙って横須賀市が打ち出したマイホーム取得の応援制度が好調だ。昨年7月のスタートから7月24日までの申請件数は777件で、月にならすと約60件ペース。市は当初、目標件数を月50件としていたがこれを大幅に上回る結果となっている。5月には補正予算を編成して助成金を確保、今後も重点施策として取り組む構えでいる。
制度の名称は「ファーストマイホーム応援制度」。市内で初めてのマイホームを取得する際に、住宅ローンの年末残高の1%を(上限12万円)助成金として3年間交付する。基本ケースで最高36万円、市外から転入するケースで「市内に親が10年以上住んでいる」または「市内の中古住宅を購入」すると最大5年間で48万円の支援が受けられる。
現役子育て世代となる団塊ジュニアを主なターゲットにしているのは、都市活力の源泉となる世代を戦略的に確保するためで、この世代の市内への流入と市外への流出を防ぐ。
市では田浦の関東自動車工業の撤退などで05年と06年に2,500人を超す社会増減があったことに危機感を強め、08年に同制度を新設。2012年までに社会増減をゼロにすることを目標に掲げた。07年は社会減が963人だったのに対して、08年は797人と社会減が196人に回復していることから、市の担当課では「(制度が)一定の効果をあげた」とみており、「このままいけば2011年までに目標達成が可能」と予測している。
ただし利用者の比率では市内7割に対して、市外からの転入は3割にとどまる。京急沿線沿などを中心に応援制度の更なる周知を図っていくことが今後の課題となっていきそうだ。
「今後はトップセールスも」吉田市長
7月10日に就任したばかりの吉田雄人市長は同制度を「県内自治体でも導入例のない先進的な試み」と高く評価。事業として継続していく方針を示している。日産自動車が2010年までに横浜市に本社を移転するのを好機と捉え、企業を相手にしたトップセールスを仕掛けることも考えているという。