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市議団の提案で

校庭の芝生化目指す

今年5月より逸見小で試験導入
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2009年8月28日号

逸見小の校庭に広がる芝生(8月24日撮影)
 校庭に緑が広がるか−。市議会会派ニューウィング横須賀(上地克明団長)が中心となり、校庭の芝生化に向けた取り組みが行われている。今年5月には、試験的に逸見小学校のグラウンドの一部に苗の植え付けが行われ、順調に生育している。これまでの経緯と今後の方向性を取材した。

 鉄棒にうんてい、ジャングルジム下の地面に覆われた“緑のじゅうたん”。土との違いは一目瞭然だ。ここでは、砂ぼこりが舞うこともない。

 逸見小学校グラウンドの一部57平方メートルに、芝生のポット苗が試験的に植えられたのは今年5月末のこと。同校の児童約180人と教職員、ニューウィング横須賀に所属する市議会議員らが共同で作業した。植栽の間隔は50センチメートル。合計で287ヶ所に及んだ。

 品種は、西洋芝のティフトンを使用。繁殖力が強く、耐久性に優れているため、植栽場所を立ち入り禁止としたのは植え付けから2週間あまりで、その後は開放しているという。3ヶ月経過した現在では、日当たりの関係で一部には成長が遅れている箇所が見られるものの、大部分では青々とした芝生が広がっている。

低コストで抑えられる

 「芝生化のスケールメリットは計り知れない」と話すのは、同会派の野村隆弘市議だ。子どもが裸足で走り回ることができ、体力向上が期待できる。芝がクッションの役割をすることで、転倒しても怪我から身を守る。また、地球温暖化の防止にも一役買うなど長所は多いという。

 さらに、低コストで抑えられるのも特徴だ。今回、同校に植えたポット苗の費用は1株100円ほど。専門業者でなくても植え付けができ、短期間で芝生化を実現できる。これは、校庭の芝生化を全国的に展開するNPO法人グリーンスポーツ鳥取(ニール・スミス代表)が提唱する「鳥取方式」と呼ばれる手法で、同会派も模範としている。芝生は一般に高価なものと思われがちだが、芝と雑草が混生する同方式では、コストも抑えられるという。

 その一方で、維持管理も求められる。毎日朝と夕方の水やりに加え、2週間に一度は芝刈りをする必要もある。同校では現在、学校関係者らが行っているという。また、水道代や芝刈り機代などの費用もかかる。

 野村市議は、「維持管理は学校、行政、地域が一緒になって行うのが理想。世代間交流の場にもなる」と導入後の方向性を話す。校庭を全面芝生にするのか、一部だけにするのかは、各校が地域との協議の上で決めることを提案している。9月議会では市のスポーツ振興と合わせて、芝生化についての質問をする予定だという。

吉田市長「意欲のある学校から」

 今年6月に行われた市長選のマニフェストで「学校緑化・校庭の芝生化」を掲げた吉田雄人市長は本紙の取材に対し、「子ども達が外で遊べる環境をつくることができる」と芝生化のメリットを強調。今後予算化されれば、「意欲のある学校から、それぞれのニーズに応じて進めていきたい」と話した。

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