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最新号:2010年9月 2日号

よこすか食育指導士の会 代表を務める NPO法人日本食育協会 上級食育指導士  大薮 佐智子さん 久里浜在住 70歳

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2010年7月30日号

元気な体は、日々の食事から

 ○…家庭だけでなく、学校や地域社会など広い視野で「食」について学び、考えようという活動「食育」。平成17年に施行された食育基本法を受けてこの言葉が広まる中、食育指導士の資格を取得。一昨年、地域の仲間と「よこすか食育指導士の会」を立ち上げ、講演会などで“日々の食事の大切さ”を発信している。

 ○…「食」に関する勉強を始めたきっかけは、娘のアトピー。牛乳や小麦など、日本の食生活が欧米化し、さらに精製された食品が増え、季節外の食材も流通している−。娘の症状の要因は「食」にあることがわかり、食生活の大切さに気づかされた。栄養価やカロリーだけでなく、素材の選び方、食事をする環境など考えなければいけないことも多い。こうした実体験から、勉強を重ね、地域でも活動するようになった。

 ○…日本で「食」に関して学ぶのは小学5年生の家庭科で。食生活の基本を学んでいるはずだが、大人になってその知識は薄れるばかり。特に気になるのは成長期の子どもを持つ母親の食事。食材の偏りや実質的な栄養不足、低体温など、次の世代への影響を危惧する。「食事が体に影響を及ぼすのは数年後。病気になってからでは遅いのよ」。そして「少しずつ理解してくれる人が増えたら」と願い、来月は『献立以前に知っておきたいこと』をテーマに講演を行う。

 ○…高校卒業後、生命保険や証券会社などを経て、家業を手伝うため美容師の資格を取得したが「性に合わなかったわ」と化粧品会社に転職。スキルアップしていく姿は「ウーマンリブ」のはしり。「向上心、向学心を持って体を動かしているのが好き」といまだ現役で走り続けられるのも、元気な体があってこそだ。

 ○…料理は自分にとって、ストレス解消のひとつ。そして生きる糧。「毎日何を作ろうか、何を食べようかと考えるのが楽しみ」と、肌つやのいい笑顔がキラリと光った。
 

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