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最新号:2012年2月 3日号
2010年8月27日号
2軍(ファーム)チームの独立採算化と1軍との差別化を目的に2000年、独自の球団名「湘南シーレックス」を立ち上げた横浜ベイスターズ(加地隆雄球団社長)が、来季から名称を統一することを発表した。一つの独立したプロ野球チームとして、地域密着の活動も掲げていたシーレックス。設立から10年、斬新な取り組みに区切りをつけることになった。
湘南シーレックスの誕生は、当時としては画期的だった。「横浜ベイスターズに入団しながら1軍のユニホームを着られない、という距離感から2軍選手の奮起を促す」という目的だけでなく、本拠地・横須賀の地域活性化を狙いとする「シーレックスタウン構想」も進めてきた。チーム名だけでなく、独自のユニホームや旗、マスコットキャラクターなどで、知名度アップを図り、地元を中心に独自スポンサーを募るなど、独立採算の道を探ってきたが、赤字体質から脱却できず、2005年には球団内の「シーレックス事業部」を解散。「10年間で一定の目的を果たした」として、今回の一本化を決定した。地元密着の活動も根付いてきていたが、県外での「湘南」の認知度が伸びなかったのも理由の一つだという。また、ユニホームやロゴの統一による経費削減も狙いにあるようだ。
「地域での活動は継続」
今月19日には加地社長自ら吉田市長を訪問し、名称変更について説明。球団としても「ユニホームとチーム名が変わるだけ」と強調する。独自の地域密着活動として、選手による学校訪問やイベント参加、さらにシーレックスの名前を冠した少年野球チームへの支援などを展開してきたが、今後について、「こうした活動は継続して行っていく予定」と話す。シーレックス誕生以降、チームを盛り上げてきた追浜商盛会の福島仁代表理事は、「選手と地元が離れてしまうようで複雑」と語る。「チームが変わるわけではないので引き続き応援したいが、街を挙げて盛り上げるというトーンが下がってしまわないか心配。シーレックスとして、追浜で優勝パレードをしてほしかった」と言葉少な。湘南シーレックス友の会会長の吉田市長も「今後もチームが横須賀を本拠地として活動することには変わりないので、新たな協力関係を築いて応援したい」と話す。
また、横須賀集客促進実行委員会(横須賀市・横須賀商工会議所・京浜急行株式会社)では、横須賀スタジアムのホームゲームなどで趣向を凝らしたイベントを開催してきたが、来季については未定。「委員会主催のイベントが行われる9月4日(土)には、ぜひスカスタへ」と話している。
マスコットキャラクター「レック」はどうなる…?
シーレックスのシンボル的マスコット「レック」は、ホームゲームだけでなく、地域イベントなどにも積極的に参加。ファンの間でも人気のキャラクターだが、今後については、球団側は「検討中」と話すに留まっている。今季の残りホームゲームは10試合。公式戦でのシーレックスユニホームはこれで見納めとなる。