各家庭や地域に向けて、父母の目線で学校の様子を伝えるPTA広報紙。この活性化を目的としたコンクールが今月4日、市PTA協議会主催で行われた。市立の小・中学校全73校の中から9校が選ばれ受賞。入賞校の広報紙は県のコンクールへとエントリーされる。
校庭の一角にある生徒達が大好きな遊び場を背景に、青空と大きくそびえたつ木がコントラスト鮮やかに印刷された表紙にもこだわりが見られた大塚台小PTAの広報紙。今回は総合得点1位の市長賞に輝いた。
審査ではレイアウトや見出し、家庭と学校・地域との関連性、企画性、問題提起性等を基準に、PTA役員や教育委員会、校長会職員らで総合的に評価された。
注目は「校内のこんな所を知っていますか」と校舎編、給食編、栽培授業編など項目別にクイズ形式で学校紹介をした「大塚台検定」。
ほか、近隣の中学校紹介、保護者向けの習い事や将来の夢アンケート等、親子で読んで共通の話題にしやすい独自企画が好評だった。「雑誌などを見て、面白い企画やレイアウトがあれば参考にした」と同校広報委員長の齋藤美津子さん。20人の委員で企画。取材・編集を役割分担し、例年マンネリ化しがちな学校紹介も視点を変えて読みやすくしたという。
「このままではやっていけないPTA活動」と題した企画で2位の教育長賞に選出されたのは津久井小。全家庭の93%の364世帯からアンケートを集め、PTAについての認識や参加実態、活性化案等を詳細にとりまとめて伝えた。「広報委員が少人数で大変でしたが、次年度のPTAのしくみを見直す原動力になったと思う」と同校広報委員長の三縄いづみさん。問題提起性が高く評価された。
3位のPTA協議会会長賞には夏島小が選ばれた。「校章の形の由来」から「体育館裏にある焼き窯」など、校内と校外で意外と知られていないスポットを隅々まで探検・取材して、写真やエピソードが満載のマップ形式に親しみやすくまとめた点が評価された。
他受賞校は久里浜中(中学校長会会長賞)、大津小(小学校長会会長賞)。以降は優秀賞(順不同)走水小・小原台小・大楠小・田戸小。
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