神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2011年8月26日 エリアトップへ

被災地へボート寄贈 Topics 「漁業者の生活再建に」

公開:2011年8月26日

  • LINE
  • hatena
船のオーナー小清水さん(右から3人目)と協力者。関さん(左)が越喜来とのパイプ役を務めた
船のオーナー小清水さん(右から3人目)と協力者。関さん(左)が越喜来とのパイプ役を務めた

 東日本大震災の津波で漁船を失った岩手県大船渡市三陸町越喜来(おきらい)の漁業者に、久里浜ボートクラブのメンバーらが中古船1艇を寄贈した。漁業復興を支援する狙い。今月22日、西浦賀のマリーナヴェラシスで陸揚げされた船はトラックに積まれて、同23日早朝に越喜来崎浜漁港で引き渡された。

 大学時代を岩手県で過ごした久里浜ボートクラブのメンバー関直樹さんは、震災直後から知人らの安否確認に気を揉んだ。4月11日、偶然目にしたテレビのニュースで面識のあった越喜来の漁師木下孝之さんが、津波被害を免れた漁船で漁を再開したことを知り、即座に連絡を取った。

 「魚たちは海で元気に生きていた。漁師は船があれば喰っていける」。木下さんのこの言葉を受けて、関さんは支援の道を探って奔走。あちこちに声を掛ける中で、同じクラブに所属する小清水佳男さんがボートの寄贈を名乗り出てくれた。

 小清水さんは趣味の釣りを楽しむために全長9mの和船を所有していたが、体調不良から手放すことを検討していたところで、「被災地支援につながるなら喜んで」と話は進んだ。

 ところが現地までの運搬費が障壁となった。船の陸揚げに運送業者への支払いなどを概算すると経費は30万円。再びクラブメンバーの人脈などを駆使して、協力者を探す活動を始めた。

 これに応えてくれたのが長井の原田運送とマリーナヴェラシス。3ヵ月の時間を要して、ようやく出発が叶った。今回の取り組みに、関さんは「多くの人の思いと協力で支援が実現した。漁業者たちの生活再建に少しでも役立てればと」コメントしている。
 

横須賀版のローカルニュース最新6

海洋科学の最前線

JAMSTEC

海洋科学の最前線

一般公開(事前登録抽選制)

4月19日

奨学金支援で入社誘引

タイムカプセル

奨学金支援で入社誘引

4月19日

子育て・教育に役立てて

リフレックス

子育て・教育に役立てて

市へ100万円寄付

4月19日

消えゆく”学ラン”

公立中学校

消えゆく”学ラン”

移行期で詰襟・ブレザー混在

4月19日

「ジブリ作品、地球的視野」

「ジブリ作品、地球的視野」

声優出演の加藤登紀子さん

4月19日

武者行列にあわせ新御城印

武者行列にあわせ新御城印

甲冑や旗など意匠に

4月19日

あなたの街の植木屋さん ハロー・ガーデン

土日祝OK!見積り・出張費0円!1本からでも対応します!

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook