主張の会 中学生 本音で議論 アルバイト、学歴社会、幸せ、誇り
市立中学校23校の代表が集い、中学生なら誰もが一度は考えるテーマを題材に議論を交わす「中学生主張の会」が今月15日、横須賀総合高校ホールで開かれた。4人の生徒が壇上でテーマごとに主張を読み上げ。これに対して、参加者が賛成・反対それぞれの立場で意見する形で進められた。
「高校生のアルバイトの是非」について木村綾香さん(岩戸中3年)が、アルバイトは人間性やコミュニケーション力を高めるのに有用と説くと、「学業や部活動に専念して、今しかできないことに時間を費やすべき」「ボランティア活動でも社会経験は積める」との反論があった。
「履歴書に学歴欄は不要」と断じた長澤宙也君(鴨居中3年)は、学力の獲得を第一に学生時代を費やすのは無駄。学歴は学校に入るための努力であって、社会で求められる能力とは異なると意見した。これには「学歴は努力の証になるもの」
「社会では学歴よりもコミュニケーション能力が求められる」と賛否が分かれた。
江藤紫苑さん(不入斗中3年)は「中学生の幸せ」を考察。私たちは学ぶ機会が与えられている。経済的にも日本は恵まれていると述べると、「経済だけでは幸せの度合いは測れない」との反論が飛び出した。
「日本が誇れること」を柳澤勇斗君(不入斗中2年)は、被災地支援などを例に、「思いやりの心」と「団結力」だと力強く主張した。同意見が多かった一方で、「世界から見た日本は、政治の不安定や原発事故などの外見の悪さが目立っている。海外に協力し、内面の良さを知ってもらうことが大切」といった意見もあった。
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「ピンクリボン」チャリティー講演会4月23日 |
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